その翌日 『この時間が続けばいいのに』



 翌日の朝、いつもより確か一時間ほど早く起きて

待ち合わせの駅に向かったと思う。

○○さん(ダーリン)は車で駅まで迎えに来てくれることになっていたんだけど、

私は彼の顔もよく思い出せないし、

車はどんなのか知らないしでかなり不安でした。

その上私は人見知りで、車の中の沈黙に耐えられるかどうかも不安で不安で、

かなり憂鬱だったりして(苦笑)。


駅についてキョロキョロしていると、

おょ?何か見覚えのある人が・・・と思ったら、それが○○さん(ダーリン)。

車に乗り込み、会社まで約15分・・・。

沈黙が続くのかと思いきや、彼はすごく話しかけてくれて、

人見知りの私が、意外にも結構喋ってたりして。

習い事の話とか、車の免許の話とか・・・。

とにかくとても楽しくて、時間が経つのがとても早かったのを覚えてる。

もっとこの人と話がしたい・・・もっとこの時間が続くといいのに・・・。

私の心はそう思ってた。

たった15分間、他愛もない話をしていただけなのに。


用事を済ませて帰って行く彼の車を見送りながら、

また二人で話が出来たらいいなって思ったのは、紛れもない事実。

だけど、実際そんなこと、もうあるわけないって思ったのも事実。




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